news

『気仙沼の浄化技術学ぶ』三陸新報掲載

東京海洋大学生、水産加工場で研修。

東京海洋大学の学生が、気仙沼市内の脇にある水産加工場排水処理施設を訪れ、環境保全のための水質浄化機能などについて学んでいる。
気仙沼の基幹産業の水産加工業界に優秀な人材を確保しようと、東京海洋大学と南気仙沼水産加工事業協同組合が初めて企画。海洋大海洋科学部1年の4人が、同組合の共同排水処理施設で浄化の仕組みなどを学んでいる。
15日は、施設を設計したシェルタッチ工業の小泉則一社長らから、浄化方法や排水に含まれる酸素量やリンなどを測定する機器の説明を聞いた。その後、工場から流れてきた排水の処理前、処理後、放流前のそれぞれの水質調査を行った、
小泉社長は「汚染された水は酸化しており、酸素量が少なくなっている。溶存酸素量(DO)の値も重要だ」などと説明。汚水と真水を比較してどれだけ汚れているかを知ることが大切だと呼び掛けた。
海洋大1年の柏隼人さん(18)は気仙沼市波路上内田出身。「海洋環境に興味があったのでとても勉強になった。将来は気仙沼に就職して水産業復興のために活躍したい」と話していた。

三陸新報-2015.8.22掲載
三陸新報-2015.8.22掲載

Topics